葛藤
第72話
やっぱり周りはカップルばかり。
家族連れも中にはいるけど、若いカップルが多かった。
自然に手を繋いだり腕を組んだり。
みんな幸せそう。
慶太くんは気づいてないと思うけど、私にはできないことばかり。
手を繋ぐことも腕を組むこともできない。
羨ましい。
嫉妬。
ふたつの感情が入り交じった。
前の私には想像できない感情ばかり。
欲張りになったんだ。
生きていたらこんな感情なかったし、勇気もなかったことだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます