第94話
あれから一年経った。
彼と離婚をしてちょうど1週間後…
彼の兄が死んだ。
心臓の病気だったそうだ。
でも、五条さんはデザインの仕事を続けている。豊さんは何年も前から後継者を準備していたらしい。
初めこそゴタゴタしたらしいが、どうにかなり、滞りなく会社を継続している。
私は、離婚を機に実家と縁を切った。
会社は援助なしでもどうにかなりそうなところまで持ち直している。
はなは、海外に留学中だ。大変そうにしているが、充実した毎日を送り、何かの賞に入賞もした。と聞いた。
りゅうの婚約者であるまりあさんは、海外の楽団に入り、そこで出会った男性とスピード婚をした。と、はなは言っていた。
留学先の拠点が同じのため、よく会うそうだ。
りゅうは、医者を辞めた。
家とは縁を切り、現在は会社員をしている。
彼の実家の病院はお姉さんが継いだらしい。
女でありながら勉強を続けるお姉さんは、ずっと反対されていたが、経営の勉強を続けていた為、「役立つ時が来てラッキーよ。」笑っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます