目覚め

第51話

目が覚め、辺りを見渡す。





記憶をたどりながら起き上がる。





その場所は昨日いたホテルだった。





時間は9時で、そろそろチェックアウトの時間だ。





「みなみ…」昨日の出来事を思い出し、彼女の名前を呼ぶ。



彼女はどこの部屋を見てもいなくて荷物も無くなっていた。





彼女は俺を殺し損ったのだろうか。





入り口に靴を確認しに行くとドアに紙が貼ってあった。





「りゅうは幸せに新しい人生を。」そう書いてあった。





意味がわからなかった。

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