第98話

「名前何? ってか煌のお気に入りになるほど、君マゾっけ凄いの!?」



マゾっけ⋯。

痛みを与えることにより、興奮する煌⋯。


つまり煌はエスってこと?いや、そんな簡単なものじゃない⋯煌は。




「首もしめられたの?アト残ってるー」



あちゃー、大丈夫?と首を傾けて、本当に心配してくれている男の表情に戸惑う。



「あれぇ、でも、煌って首はしめたっけ?首しめられてた女の子は、見たことないなあ⋯」



あれ?あれ?なんで?

と、子供っぽい男は、また私に「なんで?」と聞いてくる。



人との距離が近すぎる彼は、「首は⋯。仁⋯か、魁輝?」と、首元をマジマジと見ながら聞いてくる。



「ああでも、魁輝が見逃すはずないし、その首やったのは仁だな!そうだろ?正解だろ?」と、自分自身で解決していき。

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