第95話

ここでずっと数日間煌といる?

考えただけでも、吐きそうなぐらい体が震えた。胸の突起、下半身の突起が服で擦れてズキズキと痛む。


痛む度に煌に抱かれてた最中を思い出し、体が熱くなる私は、これ以上煌とはいれないと思った。



本当に、死にたくなる。





―――仁の方がいい、と言っていた雅を思い出す。本当に?

体を許さなければ、絶対に安全なの?



二つ隣の部屋⋯。




でも、仁には死にそうなぐらい、首をしめられたことがあるから。



どうしようどうしようと思っていた時、―――コンコン、と、ノックの音が響き。




ビクっと、私は驚いて体を揺らした。



煌⋯?


いや、ここは煌の自室なんだから、ノックはしない。



だったら雅?



違う、雅は次に来る時は助ける時だって言ってたから⋯。

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