NTR 2

第94話

数日間、ここから出ることが出来ない。雅いわく、出入口にはシャッターが閉められているから。




私は煌のへやの窓を開け、鉄格子から見える外を見た。外というより、地面の方へと視線を下にむける。


高い⋯。

この高さは多分、4階か、5階ぐらい⋯。


確か雅の部屋は⋯、3階?2階?

どうだったか思い出せない。

1人でシャワーを浴びに行くことさえ怖くて出来ない。煌に犯されたこの体を洗い流したくて仕方ないのに。





もし鉄格子が無くても、高すぎてここからじゃ逃げられない。


数日間って⋯、いつまでなの⋯?


2日? 3日? 10日間とか?





雅はいつ、私を迎えに来てくれるのだろうか。



血を見なければ、ノーマルの雅⋯。

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