第78話

「なんで?気持ちよさそうなのに。それともこっちの方がいい?」



また中へと指を入れてくると思ったから、入口付近にある突起を指で挟み込むように力を入れてきて。



昨日、そこを激痛を起こすほど捻られたりして、痛かったのを思い出す。

そしてそのまま、その行為がすごく気持ちよくてイき始めたことも。




体の奥底が、疼いたのが分かった。

じわり⋯と、中にはにも入っていないのに、濡れていく感覚が私を襲い。



やばいと思った。

嘘⋯って。


私の体が、痛みを望んでるなんてこと。



「やめ、やめて⋯!やめッ―――」



煌の指から逃れようとすれば、思いっきり抓られた。といよりも、爪を使って挟まれたのかもしれない。


激痛が、走る―――⋯


なのに、体が痙攣を引き起こし。



「マジ?イッた?」



未だに痙攣が収まらなくて、私は煌の耳元で熱い吐息を吐いた。

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