第49話
ここから出ることを優先的に⋯。
浴室から出れば、黒のTシャツと、黒の短パンが置かれていた。あとはスポーツ用の下着。
そしてスリッパが置かれてあり、この親切さに涙が零れそうになった。
コンコンと1番手前の部屋をノックした後、中から「入っていいよー」と、声が聞こえ。私は恐る恐るその扉を開けた。
その中は、さっきまでいた煌の部屋と似ていた。インテリアは違うものの、人が住めそうな、ワンルーム。
「ゆっくりできた?」
本当に神様のように見える雅。
「ジュースあるよ、お茶の方がいい?」
仁、世那、璃久、煌。悪魔のような4人とは違い、話が通じて優しくされるだけで、こんなにも心が安らかになるのだと。
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