第41話

「俺、痛みを与えんのが好きなわけ」


「んんッ、」


「こういう首の痕とかあったら、すげぇ興奮する」


「あっ、や、だっ⋯」


「でも、痛い痛いばっか言われたら、すげぇ萎んだよな⋯」


「いやぁ⋯ッ⋯」


「だからさあ、女には痛いの気持ちよくなって欲しいわけ」


「も、やめっ、あっアッ」


「あ、イきそう?」



また、手首に激痛が走る。

ありえないほど、体が震え続ける⋯。

痛みさえも、快感に変わる⋯。



これ以上おかしくならないように、顔を横にふった。けど、私の体はおかしくなる。



「明日も同じように抱いてやる」



明日も?

何を言ってるの?



「最終的に、どうなるか分かるか?」



どうなるか?

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