第39話
体がおかしくなりそうだった。
この快感から逃げ出したいのに、逃げ出せない。快感のせいで涙が次々に出てきてしまう。いやいやいやいや、もういやっ。
またあの波が押し寄せる。
イク、
やだ、も、イきたくない⋯ッ⋯
イきたく⋯ な⋯いっ
「アッ⋯う⋯ああ⋯あ」
イッた瞬間、また突起に激痛が走る――⋯。
煌はその瞬間を見逃さない。体の震えが止まらない私に、また「気持ちいいだろ?」と聞いてくる。
「やめて⋯ッ⋯!おねがっ、やめて⋯!」
これ以上はほんとにもう⋯っ。
狂ってしまう。何度も何度も「やめて」と言っても、「許して」と言ってもやめてくれない。
何回も繰り返しその行為を行われ。
私の体はおかしくなっていた。
激痛を引き起こす行為でさえ、気持ちいいと思ってしまっていた。
激痛なんて気持ち良くないはずなのに、イク寸前じゃなくても、強く摘まれれば快感に変わっていた。
律動していないのに、中のものは動いてないのに、突起に激痛が起これば、私は目を見開くほどの快感に襲われた。
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