彼は服部快人。

当時は大人しくて目立つタイプの男の子ではなかったけど、数年振りにあった彼は大人びていた。

周りの女子たちは服部くんと気づきかっこよくなっている彼に気づいてざわめく。

「一緒に飲まない？久しぶりに話したいし」

主催者の瑠奈を探すが見当たらない。

「誰か探してる？」

「あ、瑠奈を探してて」

「川田さんならあそこの中心にいるよ」

服部くんは群がってる方を指さす。

そっか。瑠奈は新婚さんだから人気者。

質問攻めにあってるのか。

「落ち着いたら話せばいいじゃない。ね、話し相手になってよ」

「あ、うん」

彼に腕を引かれる。

「服部くん。私と話さない？」

私と服部くんの前に当時の人気者だったマドンナが呼び止める。

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