懐かしい人

第22話

やってきた日曜日。



私はというとちょうど家にあった黒のワンピースを着飾り同窓会が開かれる場所へ。



カランと居酒屋の扉を開けた。



当時のクラスメイト半数以上が集まっていた。



「………」



キョロキョロしていると空のグラスを持った男性とぶつかる。



「………あっごめん!大丈夫?」


「私の方こそごめんなさい」


「もしかして、一ノ瀬さん?」


「え」



満面の笑みのメガネ男子。



「覚えてないかな?俺、服部快人(カイト)。中学振りだもん覚えてないか」


「もしかして服部くん?」


「覚えてくれてたんだ。嬉しいな!」

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