第65話
リカにも裕二さんにも誰にも、父親のことは言っていない。
私はリカのお店で働くことになった。
裕二さんのところは男の人が多いらしくて、正直私には合わないと考えたらしい。
リカのお店の掃除やお料理の仕込み、入荷などの仕事をする様になった。
リカは「助かる」と言ってくれた。
おばあちゃんには、キャバクラで働いているとは言いにくかったから、知らせてはいない。
リカのお店に来るお客さんは、紹介制で品のいい人たちばかりだ。
私の作るおつまみも美味しいと言ってくれているみたいだ。
リカといる時間が増えて前よりも楽しい。
でも、あの男はたびたび私の元に現れた。
少しずつ増えてくる額に「そんなに払えない。」そう言ったら、写真を出された。
仕方がなく、私もリカのお店でキャストとして出ることになった。
リカには欲しいものがある。と言った。
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