第39話

「じゃあ、リカとはなんで仲がいいの?」




裕二さんはまだ20代のはず。リカは34だったはずだからそんなに接点はなさそうに感じる。





「リカが店を作った時に、うちの親が資金援助してるからね。その関係で知り合ったんだよ。」




「そうなんだ」裕二さんの家、やっぱりお金持ちなんだ……身なりで伝わるけど、なんか納得した。





「着いたよ。」マンションに着いたらしく、裕二さんにお礼を言うと車を出た。





マンションで夕ご飯を作ってると洋が帰ってきた。





「洋、おかえり。」そういうと、「ただいま。」と返してくれる。





そんな日常がたまらなく平和で楽しかった。





でも、そんな日常も終わりが近づく。




洋が、東京の大学を受けることを知った。

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