新しい生活
第38話
新しい生活は順調だった。
リカの家は快適で、洋とも関係は良好。
おばあちゃんとは定期的に連絡を取り、夏休みには和歌山に遊びに行くことになっている。
学校もいじめられることは無くなった。
まあ、実際はクラスメイトからは距離を取られている。
でも、実害がないからそんなに苦ではない。
元々人と話すことがそこまで得意ではないからこれくらいがちょうどいいのかもしれない。
「リーン」学校帰り誰かに呼ばれ振り向くと車に乗っている裕二さんがいた。
「あ、裕二さん。リカのとこに行くんですか?」私が尋ねると「正解」と言われた。
車で送ってくれると言うのでお言葉に甘えて一緒にリカの所に向かった。
「裕二さんってなんの仕事してる人なの?」失礼だけど、よくリカの所に遊びに行ってるし、仕事してないのかな?と思ってたけど、服装は凄くいいものを着ている気がする。
「あー、色々やってるよ。」そう言う裕二さんはなんの仕事をしているのか私には言う気はないのだと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます