第35話
「おばあちゃん、私こっちに残りたい……頑張って働いて一人暮らしできるようにする。」そんなこと不可能かもしれない。
でも、頑張りたかった。
「家に来ればいいじゃない。」リカはあっさりそう言った。
「うちなら部屋は余っていますし。鈴ちゃんは本当にいい子だから。居なくなってしまうと私が寂しいんです。」おばあちゃんにリカはそう言った。
勉強をだいぶ頑張って高校に入ったことを知っているおばあちゃんは、「すみません、よろしくお願い致します。」と、リカの家に住むことを許してくれた。
「リカ、ありがとう。」私がそう言うとリカは笑って私の頭を撫でた。
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