第24話

リカの家を出ようとしたとき、洋が起きてきた。




「大丈夫か?」そう聞かれ、私は「大丈夫。昨日はありがとう、また後でね。」と言った。





家に帰ると案の定2人とも寝ていた。





少しくらいの物音では2人とも起きてこない。





2人の分の朝ごはんと、自分のお弁当を作った。




自分の部屋に制服を取りに入ったら昨日の服の残骸が落ちていて、体が震えた。





ガタガタと震えて座り込んだ。





呼吸が少しおかしくなったけど、深呼吸を何度かしているうちに落ち着いてきた。





「大丈夫……大丈夫…」小さく呟きながら自分に言い聞かせた。




2人が起きる前に制服に着替え、お弁当をカバンに入れると家を出た。

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