第24話
リカの家を出ようとしたとき、洋が起きてきた。
「大丈夫か?」そう聞かれ、私は「大丈夫。昨日はありがとう、また後でね。」と言った。
家に帰ると案の定2人とも寝ていた。
少しくらいの物音では2人とも起きてこない。
2人の分の朝ごはんと、自分のお弁当を作った。
自分の部屋に制服を取りに入ったら昨日の服の残骸が落ちていて、体が震えた。
ガタガタと震えて座り込んだ。
呼吸が少しおかしくなったけど、深呼吸を何度かしているうちに落ち着いてきた。
「大丈夫……大丈夫…」小さく呟きながら自分に言い聞かせた。
2人が起きる前に制服に着替え、お弁当をカバンに入れると家を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます