第15話
「ごめん、それはできない。」
「…は?なんで…」明らかに香織ちゃんは怒っている。
「わかった。じゃあ絶好ね。」香織ちゃんはそう言って足早に行ってしまった。
学校に着くと上履きが汚れていた。
「何これ…」流石に履くことはできなくてスリッパを職員室で借りて教室へ入った。
教室へ入るとクラスがシンと静まった。
黒板を見ると悪口が書いてある。
「先輩のストーカーやめなよ。」クラスの誰かが小さな声で言った。
それを筆頭にみんながどんどん悪口を言ってくる。
私は惨めに思いながら黒板の文字を消した。
席に座り、教科書を取り出すと教科書には大量の落書きをしてあった。
その日は落書きだらけの教科書で授業を受けた。
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