第79話

「っあ、まっ、まって、」



突起が口に含まれ、ビクンと、背中に刺激が走る。咄嗟に右手を主張するけど、「下げてください」と、その舐めるとか、さわるとかの刺激をやめない晃貴。



「っ、そんな、とこ」



な、何してるの?

ほんと、晃貴、何してるの?


なんでそんなとこ、なめるの!?



正直、泉の事を思い出すかもって思ってた。

でも、それよりも、晃貴の行動の方が勝ってしまって。



「やっ、あっ⋯、だ、だめ」


「慣れろよ、痛くしねぇから」




今まで晃貴は入口を指につけた唾液だけで濡らしえっちをするだけだったから。


慣れろって、言われても。



「もうこれからこういうのしかしねぇから」



こういうのって!



「慣れろ」



慣れろって!



そ、う、言われても!!




恥ずかしくて上げた右手で晃貴にふれれば、彼もまた私みたいにいつの間にか裸になっていて。


初めて触れる晃貴の肌、初めて見る晃貴の裸に、頭の中はパニックだった。

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