第42話

結婚してから⋯。

結婚してから、避妊具を外すという晃貴⋯。


それが無償に嬉しすぎて⋯。



私もだと、抱きしめ返す。

早く晃貴と結婚したいと。




「⋯あ、言い忘れてたけどな」


「何?」


「多分、真希は勘違いしてると思う」


「え?」


「俺の前の女、真希と比べるなんてな、外のヤツらは絶対しねぇよ」


「え⋯?」


「俺の名前、そいつら言ってたか?」



名前は⋯言ってなかったような?




「真希を馬鹿にしたら俺に殺されるって分かってんのに、言うわけないだろ」



さっきは女の人の話をさせて、私に嫉妬させるって言ったくせに。

ここの人たちを、信用している晃貴は、そのまま私を優しく抱き。



晃貴に抱かれながら、将来の事を考えていた。



晃貴そっくりの、すっごく性格の悪い悪魔の子が生まれてきたら、どうしようって。



そう思ったのは、晃貴には秘密。





おわり。

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