痛みのない、恥ずかしさと気持ちよさしかない晃貴との行為は、まだやっぱり慣れなくて。

というか、晃貴と体を重ねる度に、気持ちよくなっていく気がする。

「真希、教えてやる」

息が荒くなっていた私は、晃貴が止まったことさえも、体が敏感に反応してしまう。

教えて⋯なにを？

「ずっと喋んなって言ってた。ウッセー女は無理だってな。一回でも俺に文句いってきたら、速攻別れた」

それって、前の彼女⋯？

「美人か知らねぇけど、化粧で隠して誤魔化してるだけで、可愛いとも何とも思ったことねぇ」

「⋯ん⋯⋯っ」

「それぐらいの価値だったんだよ」

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