第36話

こんなの、私が晃貴を襲ってるみたいで⋯。



「このまま下ろせばいいだけ、できるだろ?」



簡単にできれば苦労しないのにっ



「ほら」



晃貴に支えられ、ゆっくり沈っていく感覚が、すごく恥ずかしくて。



「んんっ⋯」



真ん中までおさまった時、晃貴にキスされ。

長い時間をかけて、ゆっくり全てがおさまった時、そのまま体位を変えられ私はソファへ沈む形になり。




「⋯焦らしやがって」



焦らす?私が?

そう思うなら、私にやらせずとも―――⋯



「っ!⋯あっ⋯⋯」



そう思った瞬間、晃貴が激しく私を揺さぶり、私は外にもれないよう、必死に声を我慢して。

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