第14話

「⋯もう少し」



日曜日、午後の3時くらいに晃貴の家に来て、少し眠くなった私は晃貴のベッドを借りることになった。


でも、いつの間にか晃貴もベッドの中に入っていて。

気づけば私は晃貴に腕枕されていた。



「もう少しじゃねぇの、起きろ」


「⋯いや」


「門限すぎると俺がねーちゃんに怒られるだろ」



お姉ちゃんが怖いらしい晃貴は、そんな事を言って。私は渋々顔をあげた。



「やっと起きたか」



意地悪そうに言ってるくるから、私はまた寝たふりをした。

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