くちびるが離れると「ひな……？」と私が呼ぶ。

彼は私の服に手をかけ、服を脱がしていく。

「俺……セックスしたい……」

「ダメだよ。付き合ってないから。」

「今は俺、誰とも付き合ってないし、浮気にならないから。」

そう言って私の首を舐める。

くすぐったい感じに「んっ」というと、乗り気と思った日向の行動はエスカレートしていく。

私と日向はそのままヤッてしまった。

行為が終わったら日向は「リリちゃんだけは、俺を裏切らないよね？」

そう言って私を抱きしめた。

私は「うん。」と答えた。好きな人としたのに、こんなに満たされないなんて、切なかった。

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