第49話

次の日になり、学校に向かう。





電車に乗ると、少し先に日向がいた。





隣には彼女がいる。





あぁ、綺麗な人。爪の先まできれいに整えてあって、ピンクに塗られているマニキュアはとてもかわいい。短く折っているスカートもとても似合っている。





私は自分の指を見た。家事をするため爪は短く切ってあって、指先は洗い物をするため、荒れていた。





ハンドクリームを買うなら、他のものを買ったほうがいいという考え方が悪かったのだろうか。





恥ずかしくなり、手を握った。






彼女は、私に気が付くとあからさまに日向に腕を絡ませた。




私は見ていられなくなり目をそらした。





学校に着き、授業を受ける。




ふと気になって東雲君の席を確認したら、彼は学校に来ていなかった。

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