第47話

叔母さんから聞かされたのは、私たち姉弟がお父さんにとって重荷になっていた。ということだった。





私たちを育てなけれないけないことで、自分の夢を叶えられない。そう言ったそうだ。





昔は、話を書くために色んなところに旅行に行ったりしていた。でも、お母さんがいなくなり、一人で私たち姉弟を育てるようになってからそのような旅行をしなくなった。





「あなたたちのせいで、あなたたちのお父さんは死のうとしたのよ。」




叔母にそう言われ、




「ごめんなさい。」そう言うことしかできなかった。




「ねぇ、あなたたちのこと、お母さんにお願いすることはできないの?」




「母に・・・・ですか・・・・・」





「そもそも、3人全員こっちなんて負担が大きすぎたのよ。」





「私たちで決めたというよりは、父と母で決めたらしいので、私はどうすることも・・・・・」





「一度、凜々花ちゃんから話してもらえない?」





「・・・・はい・・・・・わかりました。」

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