第40話

父は来れそうにないことから、私が話を聞くことになった。



時間は私たちが最終のようで、次に並んでいる人はいなかった。




茉莉花の成績だと、今狙っている西女も、東高どちらも狙えると言われた。




むしろ、もっといいところをい狙えるくらい調子がいいらしい。



私は、茉莉花の好きなところに行けばいいと思う。




父は、そういうことは何も言わないし、家に帰ってから、軽く報告するくらいで大丈夫だろう。




特に、心配をすることはないようで安心した。




話が終わると「凜々花さんは残ってもらってもいい?」と聞いてきた。茉莉花に先に帰っているように伝えると、彼女はカバンを持って、先に帰っていった。




ドアが閉まり、先生は「どう?最近」と聞いてきた。





先生は私をとても気遣ってくれる人だった。




高校を選ぶ時も、先生は進学校に行って大学に行くことを進めてきた。





大学はお金がかかるから、高校を卒業したら働くつもりでいた私は、それを断った。




奨学金や、国立という話も出たけど、私はすぐに働きたかった。下に二人もいるから。




私は、二人には不自由な思いをさせたくなくて、商業高校に行き高校を卒業したらすぐに就職することを選んだ。

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