第13話
幼馴染の私のもとに「リリちゃん、ばいばい」とメールが届き、私は驚いてバイトを投げ出して彼の家まで行ったことがある。
彼は、ベランダから、落ちようとしていた。
そんな彼を必死に止めると涙を流しながら彼は「リリちゃん、お願い、キスして。」そう言った。
私がキスをすると彼は笑っていた。
それから、ほぼ毎日彼の家に呼ばれる。
キスをして、抱きしめて、頭をなでて、彼を落ち着かせ、眠らせる。
彼は夜が怖いらしい。
朝になれば普通だ。
私は今日も彼を眠らせると、彼のマンションから出た。
私が彼に告白することはない。
昔から好きだったけど、彼には途切れず彼女がいた。
ずっとそばにいた私より、ほかの女のこといつも付き合っていた。
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