第20話

「あり?

 やない!何で死体のお前も不思議がっとんねん!」


「師匠、お疲れさまです」


「お疲れさまです、っておい!どういうことやねん、お前死んだんちゃうんか?」


「あっ、せやせやせやせや」


「なにまた死んだふりしとんねん!」


「あいてっ」


「死人が痛がるな!でなんやねんこれ、どういうこっちゃ?」


「ジャーン、ドッキリです師匠、ドッキリドキドキしました?」


「なんやねん、むかつきむかむかしかしてへん!」


「はーい、カメラに向かって、大成功」


「大成功っておい、何でカメラが使い捨てカメラやねん!」


「一応記念に・・・」


「なんの記念やねん?どこや隠しカメラは?」


「無いですよ、ラジオなんで」


「あー、そうかラジオか、それでカメラ見つからんかったんか、っておい、なんでラジオ?このドッキリ、ラジオで伝わるか?」


「まあ、編集でなんとかする見たいですよ」


「編集すんの?」


「はい、五分のコーナーなんで、バッサリと」


「五分?えっ五分しかないの?バッサリどころかほぼカットやん!」


「エヘヘへへ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る