第81話

正直、心のどこかでいるかもしれないって思ってた。少しの期待。毎日来るって言っていた和臣は、いつもの場所にはいなかった。



それもそうだ·····。

私が昨日、終わりにしたんだから。




まるで、本当に夢のような出来事みたいだった。


すぐに、いつもの生活に戻った。とは言っても、ほとんど変わっていなく、毎朝6時に起きる生活。

朝ごはんの準備、洗濯機を回して、軽くリビングの掃除。



お兄ちゃんから「昼飯よろしく〜」との連絡が来ていて、やっぱり前もって言わない·····と、ため息を作りながら簡単にお兄ちゃん用の昼食を作っておく。





いつの間にか梅雨があけて、7月に入った。


あと2週間で夏休みに入る。でもその前に期末テストがあったりする。


別に頭が悪いわけではない私は、いつも平均点。特に得意な教科もなく、ある程度の勉強をするだけ。

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