第42話

松葉杖で歩く若い男の人の姿。

遠いって訳では無いけど、松葉杖で病院に向かっているその人にとってはまだまだ距離があって。



両側に松葉杖·····。

片足を上げているその人は、足に異常があるらしく。





「大丈夫ですか?」


ずっと病院に通っているせいか、こういう場面はよくあった。


暑い夏の日は、お年寄りがベンチに辛そうに座っている時とかも、「大丈夫ですか?」と声をかけた事もあった。


大きいお腹をした妊婦の女性が貧血のような顔つきで膝をついてる時も「すぐに誰が呼んできますね」と声をかけたり。

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