第7話

「弱いね、ここも」


「そうだな」


「ナナは?」


「まだやり合ってる」


「好きだねぇ、ケンカ」


晴陽はるひはもう戻ってる」


「そう、じゃあ俺らも戻ろうか」




その言葉が、最後、だった。



そこからもう記憶はない。



地獄の、1週間が、始まる。










敵の姫として、囚われた私に、


その巣窟では人権なんてもの、存在していていなかった。

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