第57話

兄扱いしてんじゃねぇの?って··········。


1人の男として見ろって··········。




なんなの、告白なの?

大駕ってあたしの事好きなの?

でも大駕はそもそもあたしを女扱いしてなくて。


で、でも、だったらあのセリフはなに?




嘘だよね?

冗談だよね?

大駕があたしをからかって、困らせようとしてキスをしただけだよね?




もし、大駕を止めなかったらどうなっていたんだろう。ずっとキスをしてのかもしれない。湊達に見られたらどうするつもりだったの?


大駕の舌の感覚が·····、まだ唇に残ってる。









コンビニでアイスを買い、あたしは店へと戻った。


時間のおかげて少し冷静になったあたしは、普通に店の中に入った。オープンは30分後ぐらいだから、店の中にはあたしの知っている人しかいなくて。




カウンターに座る辰巳さんと、実さん。


それからテーブル席に座っている湊と·····、





「よお胡桃、お前なんで最近顔出さねーんだよ!」




現特攻隊長である男が、もう1人男の子を連れて、ジュースを飲んでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る