第36話
眠くなった私は、勝手にシャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かし、軽いストレッチをしてから大駕のベットの上に寝転んだ。
大駕の香水の匂いがするシーツは、臭くはない。
寝転んでみる部屋の中は汚くなくて、きちんと掃除をしている大駕は、このアパートで一人暮らしをしている。
ウトウトしてきた私は、もうこれは朝帰りになると思い、お母さんとお兄ちゃんに『泊まる』とだけ連絡しておいた。
もう何回も朝帰りをしているし、お母さんはその事にたいしては怒らない。ただ、いつでも連絡は取れるようにと言うだけで。
どこで誰といるか。それさえ伝えていればお兄ちゃんも何も言わないから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます