第13話
「美優が何だって?」
辰巳さんが言う、彼女の名前。
それに対して不快感が心で増し。
「だーから、辰巳の女が奈央と歩いてるとこ、胡桃が見たんだよ。それを胡桃が浮気した!ってさっきからうるせーの」
「⋯⋯あっそ」
あっそ?
あっそって何辰巳さん⋯。
彼女、浮気してるんだよ?
「そういえば奈央、しばらく見てないよねぇ、元気?」
実さんが、辰巳さんに問いかける。
「さあな」
「つーか、辰巳!聞いてくれよっ、俺留年なんだよ」
「知るかよ⋯、つーか、チョコ無くなってんだけど食ったの誰だよ」
「湊が食べてたー」
「言うんじゃねぇよ実!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます