第13話

「こっちだよ。」


見慣れない大人の空間にキョロキョロしていると彼が店内の奥にある階段に案内してくれた。


階段を上り、彼が1番奥の部屋の扉を開けるとそこには下のBARとは比べ物にならないほど豪華な部屋があった。

黒いソファーが5つ。真ん中には見たことのない大きさのガラステーブル。そして上座に堂々と座っているのは、





「よぉ」





紛れもなく昨日助けてくれた漆黒の彼だった。

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