第6話
お姉ちゃんから忠告を受けたが行きと同じ道を通るだけだからそんなに危ないことはないだろう。………そう思っていた。
「ねぇねぇ」
背後から肩を叩かれ、声を掛けられた。
反射的に振り返る。
「お!当たりじゃん!」
「俺天才じゃね?」
ニヤニヤしながら値踏みするようにこちらを見る金髪ピアスの男とスキンヘッドの男がいた。
「なんでしょうか?」
「俺らと遊ばない?」
ありがちな言葉でナンパしてくる2人組の男。
お姉ちゃんが言ってたのはこういうことかと1人納得した。
「遊びません。帰ります。」
そう言って男たちの横を通りすぎた。
……つもりだった。
男たちの横を通ろうとした時、腕を掴まれた。
「そんなこと言わずに、楽しいことしよ?」
「はっ…離してください!」
しかもかなりの強さで腕を掴まれている。女の私の力では振り解けそうにない。
「いいね〜その目。じゃあ行こっか?」
そう言うと両脇を固められ、無理やり足を動かされる。もう無理なのかな。諦めかけたその時、
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