第5話

「あ、そうだ。梨彩!」


お姉ちゃんは会社に戻ろうとする足を止めて私を振り返った。





「この辺夜になると物騒になるから寄り道せずに気をつけて帰りなよ?」




そう忠告を受けた。











この時の私はこの言葉を軽く考えすぎていた。

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