第63話
私はふぅ⋯と息をはいた。
「⋯矢島君には、「寂しい」って言っても、会ってくれない友達しかいないの?」
「⋯」
「自分を心配してくれるんだなって思うような友達はいない?」
「⋯」
「いるでしょ?」
「⋯あんたに何が分かる⋯」
「分かんない。女にばっか逃げてるあんたの気持ちなんか、分かんないわよ!」
「しつこいんだよ⋯」
「矢島君」
「⋯⋯」
「⋯本当に、後悔しない?このままで」
「⋯⋯」
「帰ろう」
「⋯⋯ふざけんな⋯」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます