第65話

「いきなりごめんね」


困ったように笑う聖くん。


「真希?あのね、聖が話あるみたいなの」


知ってるよ。

写真の話でしょ?



「···なに?」


「唯、ちょっと二人で話したいから、部屋行ってて」


「え、でも」


「すぐ済むから」


「···分かった···」



どうやら聖くんは私と2人きりで話がしたいようで、お姉ちゃんには部屋へ行くように言って···。



私の部屋に入ってきた聖くんは、パタリと扉を閉めた。

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