第24話

「······はい」


私が未だに震える体をおさえ、小さく呟くと、徹はまたため息をついた。



「後で送らせる、でもちょっと話あるから、中に来てくれるか?」


「······」


「悪いようにはしない」



唯一まともに会話ができる人。



「···はい」



この人は、

この倉庫でのトップなのは何となく分かった。


この人の一声で、ここにいる男達は動くと言うことも。



お姉ちゃんがいる白鳥高校へは行けないけど、決して馬鹿ではないから、逆らってはいけない相手っていうのはなんとなく分かる。

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