第25話
誰からもおさえられず、さっきノックした扉の奥に入った私はもう震えてはいなかったけど、恐怖心がまだまだあって。
「適当に座ってくれたらいいから」
徹に言われ、向い合せで二人用のソファがテーブルを挟んで並んでいるその一つに、恐る恐る腰掛けた。
部屋の中は、窓が一つあり。
黒色のカーテン。
窓の下には机が置いてあり、その上にはテレビ。
そして反対側には小さな2段の冷蔵庫。
「悪かったな、あいつらも悪気があったわけじゃない」
悪気があったわけじゃない?
あんなにも怖かったのに?
今でも怖いのに?
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