第33話

私達が今から行くところは、魏神会の溜まり場らしい。

一応女人禁制らしいけど、メンバーの彼女だったら出入りは大丈夫なんだとか。

兄弟なら女もOKとか言っていて、あまりよく分からない決め方。





バイクを囲みながら、煙草をすい、何かを喋っているグループ。


工具を置いて、バイクをいじっているグループ。



他にも色んな派手な人達がいて、30人ほどの男達が、その場でたむろっていた。




「お、裕太、女連れ?」


「珍しー」


「そう、遥」


「潤もじゃん、そっちは?」


「莉子。中に誰いる?」




バイクをおりて、少しだけ歩けば、そのたむろっている男達に話しかけられ。


この人たちが、魏神会の一員。

つまりは暴走族。



「聖さん、さっき中に入っていってた」



聖さん。

暴走族の総長の名前だと、ぼんやりと思い。

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