第2話

顔を動かし、ボケーーー⋯っと時計を見れば、もう夕方の16時で。


昨日、明け方まで遊んでいて、家に帰ってきたのは朝の6時ぐらいで。そこから夕方まで眠っていたらしい。



『17時に駅よ、大丈夫?』


「⋯なんか予定あったっけ⋯?」


『昨日、西高の男と遊ぶって言ったでしょ』



言ってたっけ⋯?


ぼんやりと思い出そうとするけど、最近、よく遊んでいる私はいつどこで約束をしているか正直覚えていなく。


記憶があやふや⋯。



『遥、体調悪いの?出てこれる?』


「あーううん、大丈夫、17時にどこ?」


『駅って言ったでしょ』


「あ⋯そうだったね」


『待ってるからね』


「うん」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る