第81話

その日の夜は、胃の不快感で、眠れなかった。




次の日もそれは続き、魁輝が「何食べたい?」と聞いてくれるけど、正直、何も食べれそうになくて。


試しに食べやすいうどんを口にしてみた。けれども口に含むだけで吐いてしまう。



せめて水分だけでもと思うけど、喉の奥へ通せば、胃液とともに出てきて。




ずっとずっと、24時間ずっと、永遠気持ち悪い不快感は、私をどんどん追い詰めていく。



空腹なのに、食べることができない。

すごく喉がかわいてるのに、水を見ただけで吐きそうになる。



魁輝がゼリーとか買ってきてくれたけど、私の体は受け付けられなて。

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