第73話
「お腹、めくるよ」
世那はそう言うと、下腹部辺りを触り始めた。世那は少し強めに押したりして、何かを確認してるようで。
「足、広げてもらっていい?ってか、入れても平気?怖くない?」
何かの機械を私の中に、って事だと思う。
世那がそれらしいものを持ってるから。
恐る恐る頷けば、「嫌だったら、すぐに言って」と、異物が私の中に入ってきて。
タブレットのような、何かを見ながら確認してる世那は、「うん⋯、大丈夫そうだね」と、すごく安心させる台詞を呟いて。
私は良かったと、涙を零す。
「魁輝、呼んでくるよ。もし、お腹が張ってきたりしたらすぐに呼んで」
「う、ん」
「頑張ったね」
世那にそう言われ、涙を零した後、世那は道具を持ち寝室から出ていき。
交代で入ってきた魁輝は、世那に何か呟かれたあと、私の傍に近寄ってくる。
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