第50話

「さ、わらないで、」


「今は2.3ヶ月⋯かな。あと7ヶ月ぐらい?」


「やめっ⋯」



お腹あたりが、ゾワゾワする。

気持ち悪い⋯。

吐きそう⋯。


いやだ、さわらないで。



お腹から顔を上げた唯斗は、お腹から手を、下半身へと進めていく。

七分丈のスカートをめくる唯斗は、足をゆっくりとなぞり。



「やめてっ!」



バタバタとシーツを蹴るように暴れれば、「殴るよ?」と、悪魔の囁きをされる。


そんなことを言われれば、抵抗⋯出来るはずがなくて。


目をぐっと閉じ、唯斗から顔を背ければ涙がシーツへと伝い。



「物分りがよくて、助かるよ」と、私の下着にふれ⋯。



そこをなぞるように、指を上下に往復される。

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