第39話

―――その時、何かの違和感を感じた。


あれ、、今、頭の中で引っかかった。




私が来たのは、多分、‘今日’。


私はどこから来たの?


そんなのシャッターがある出入口に決まってる。


メビウスに連れてこられて⋯。




「あ、あの、その音、聞きませんでした?ビーーって、すごく大きな音」



私の質問に、結乃は「⋯き、いてません⋯」と、首をふる。


聞いてない?どうして?


シャッターが開くなら音がなるはずなのに。


私はいつここへ来たの?


それも、三階の廊下の階段の近くに倒れていたなんて。

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