第34話
この部屋で魁輝に抱かれ殺されそうになり。
仁にも抱かれ、詩乃には実質、殺されそうになった。
月日が流れてるとはいえ、簡単に忘れるなんてできない⋯。
血まみれの廊下⋯。
死にかけた璃久。
2ヶ月間、目を覚まさなかった魁輝。
痛めつけられ、何度も抱かれて⋯。
今はもう二人を除いて和解してるといっても。
「け、警察とか、助け⋯を⋯。ここって、電話とか⋯」
「⋯ないと、思います」
「じゃあどうすればいいんですかっ!」
どうすればいい⋯。
そんなの、私にだって分からない⋯。
ずっとここで、‘ビーー’とサイレンが鳴るまで待つだけ。次に扉が開く瞬間まで。
いつ?
何日⋯。
何日間、こうしてればいいの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます