「私の気持ちは？」

「あ……そっか。けどなんであの時、俺を受け入れてくれたの？別なやり方もあったはずだろ」

そんなのずるい。過去を掘り返すなんて。

私だって後悔してるのに。

好きだからこそ身体の関係は持っちゃいけないって。

別なのがあったんじゃないかって。

「私には何が正しいなんてわからない………」

「胡桃は俺が嫌いか？」

そんな質問ずるい。

私は賢人が好きなのに本音を言えないなんて。

「すぐには答えなんて出せない」

「そ……だよな。まあ頭に入れて考えて結論出してくれよ」

飲みはお開きになり、賢人のベッドを借りて泊まることになった。

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